【健康なお口へ】虫歯の再発がする原因3選!具体的な予防方法を解説

皆さんこんにちは。
むかえ歯科・小児歯科です。

今回は虫歯が再発する理由について解説していきます。

虫歯を治療すると繰り返すことはないと思っている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、治療後のケアをおこたってしまうと再発の可能性は十分にあります

そこで本記事では、下記内容を解説していきます。

  • 虫歯が再発するメカニズムや原因
  • 再発を予防する方法

健康なお口を保ちたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

監修者:迎 和生
総社市の歯科医院「むかえ歯科・小児歯科」院長、歯科医師。
地域に根ざし、子どもから大人までお口の健康をサポート。できる限り歯を残す治療や予防を手掛ける。

虫歯が再発するメカニズム

この章では、虫歯が再発するメカニズムについて解説していきます。

虫歯の治療には、詰め物や被せ物などを使用します。
この詰め物や被せ物は、2年~3年経てば変形したり傷がついたりして劣化していくものです。
その結果、歯との間に隙間ができて虫歯が再発します。

なお、再発した虫歯は、二次カリエスと呼ばれます。

治療後の虫歯が再発しやすい4つの原因

治療後の虫歯は再発しやすいと言われています。
主な原因は、下記4点です。

  1. 歯がもろくなっている
  2. 普段のブラッシングでの予防が難しい
  3. 虫歯が再発しないと思い込みがある
  4. 詰め物が劣化している

それぞれの項目について、分かりやすく解説していきます。

【虫歯が再発する原因1】歯がもろくなっている

虫歯の治療後は、歯がもろくなっているため再発しやすいと言われています。

治療をした歯は、象牙質が剥き出しになっているからです。
象牙質はエナメル質の下にある組織で、柔らかいことが特徴です。

つまり、細菌に感染しやすい状態になっているということです。
そのため、治療後の歯はもろく、虫歯が再発しやすくなっています。

【虫歯が再発する原因2】普段のブラッシングでの予防が難しい

虫歯の再発を予防するには、詰め物や被せ物と歯の境目をきれいにする必要があります。
普通にブラッシングするだけでは届かないため、汚れが取りにくいです。
その結果、歯磨きで取り切れなかったプラークなどが虫歯の原因になります。

【虫歯が再発する原因3】虫歯が再発しないと思い込みがある

虫歯は一度治療をすると再発しないと思っている人が多いです。
そのため、治療をした後はケアをおこたりがちになります。

例えば、歯磨きの回数が減ったり、定期的な検診に行かなかったりしている方は要注意です。

予防意識が低いと、虫歯が再発しやすくなります。

【虫歯が再発する原因4】詰め物が劣化している

繰り返しになりますが、治療に使用した詰め物は人工物なので、経年劣化します。
その結果、隙間ができてしまい、細菌が侵入しやすくなります。

詰め物には噛む力もかかります。
熱いものや冷たいものを食べるので温度変化も激しい環境です。
そのため、意識していても、必ず劣化していきます
保険診療・自由診療どちらの詰め物を用いた場合でも、定期的なメンテナンスが必要です。

虫歯は一度治療を行ったら終わりではありません。
詰め物のやり替えも必要になるため、治療後も歯科医院へ行き、定期的な検診を行いましょう

虫歯の再発を予防する方法3選

虫歯が再発するメカニズムや原因をお話しました。
普段のケアをおこたったり、予防意識が低かったりするとお口のおトラブルを繰り返すことになります。

そこでこの章では、虫歯の再発を予防する方法を紹介します。
主に下記3点です。

  1. 毎日の歯磨きをおこたらない
  2. 詰め物や被せ物をセラミックにする
  3. 治療後の定期健診を心がける

ひとつずつ解説していきます。

【虫歯の再発を予防する方法1】毎日の歯磨きをおこたらない

毎日の歯磨きを心がけましょう。
口内の汚れは、虫歯の原因になるためです。

食事を行った後は歯磨きを行うようにしましょう。また、フロスも必須です。
特に、夕食後は歯磨きとフロスをあわせて10分以上時間をかけて念入りに清掃をします。
夜寝ている間は唾液の分泌量が減り、虫歯菌は増えやすい状態だからです。

毎日の歯磨きを心がけ、虫歯の再発予防しましょう。

▼歯磨きのタイミングについて知りたい方はこちら
>>歯磨きするタイミングはいつがいい?お口の健康を保つブラッシングの習慣とは

【虫歯の再発を予防する方法2】詰め物や被せ物をセラミックにする

詰め物や被せ物が銀歯だった場合、セラミックに変更することで虫歯再発の予防に期待できます。

銀歯は材質的にプラークが付着しやすく、接着も弱まりやすいからです。
反対にセラミックは表面が滑らかなため、プラークは付きにくいといわれています。
なおセラミックに変更しても、定期的なメンテナンスは必要です。

ただし、セラミックは審美目的となるため保険が適用されません。
そのため、費用は高額になりがちです。

▼セラミックへの変更について知りたい方はこちら
>>銀歯からセラミックにすることはできる?メリット・デメリットを分かりやすく解説

【虫歯の再発を予防する方法3】治療後の定期健診を心がける

治療後は定期的な健診を受けましょう。
歯のクリーニングを行うことで、普段のブラッシングでは届かないところもきれいになります。
定期検診は、3ヶ月に1回のペースで行うようにしましょう。

▼歯のクリーニング(PMTC)について知りたい方はこちら
>>PMTCとは?歯のクリーニングの必要性と治療の流れを解説

虫歯の再発で不安があれば歯科医院へご相談ください

今回は、虫歯が再発する原因や予防方法を紹介しました。
治療したからといって油断をしていると、お口のトラブルを繰り返すことになります。
そのため、予防意識を持ち、普段のケアも念入りに行いましょう

なお虫歯の治療後も定期的な検診が大切です。
虫歯の再発について不安なことがあれば、歯科医院へご相談ください。

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